MIKI MUSIC SALON BLOG “Music Letter”

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トロンボーン科 今西佑介講師より生徒様へ

 

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トロンボーン科 今西佑介講師


こんにちは。
トロンボーン講師の今西です。
急な長期お休みとなってしまい、レッスン生の皆様に会えなくなって寂しい思いをしております。
お元気にされているでしょうか?

僕は家で楽器が吹けないので、車で練習しています。
具体的に言いますと、あまり目立たない所まで移動し、
助手席を後ろに倒して運転席の後部座席に座り、
少し姿勢は斜めになりますが助手席の上をスライドが行き来するような形で吹いています。
ちゃんと7ポジションまで伸ばせますし、慣れると快適です。

もちろんサイレントミュートを使って
家で練習する事も可能なんですが、、、
音程がとても高くなるのでチューニング管をかなり抜かないと
狙った音程が鳴ってくれませんし、
抵抗感がとても大きくなってしまいます。

現在サイレントミュートで練習されている方がいらっしゃいましたらその点少し気を付けて下さいね。

さて、ここでは皆様に練習の紹介をしようと思います。
全員に共通して効果のある練習と言えばもちろん基礎練習でございます。
中でもロングトーンはとてもシンプルな練習で、普段あまり話す事もないので今日はロングトーンについて書きます。

ただ長く伸ばすだけではなく、音程を揺らさないようまっすぐ、音程も良く美しい音を息を吐き切るまでキープ出来るよう練習してもらえると効果的だと思います。
低い音から高い音まで休まず続けて練習して下さい。
そして全ての音域の音が同じ音質になるようしっかり一音前の音と関連付けて練習出来ると最高です。
音が潰れてしまうようなことがあれば口内のカタチを変えてみて下さい。

低い音では顎を下げ口内を広く取るようにし、高い音は口の両端だけでなく口の周り全体を使い、
特に下からグッと支えるようにして(口輪筋だけでなく僕は特に下唇下制筋を使うのを意識しています)
口内を少し横長にしてやると鳴らしやすい
 



長くなってしまいますが、
中には楽器を持っていないという方もいらっしゃいますので、
マウスピースだけでの練習も紹介します。
もちろんマウスピースだけでロングトーンも出来ますが、これは本当に長く伸ばすだけの練習になってしまう恐れがありますので、違う練習をメインでしましょう。
基礎はタンギングをメインに、その後は音階や和音の構成音を吹く練習をしてもらえれば良いかと思います。
ピアノやキーボード(スマホをお使いの方なら無料でピアノのアプリがあります)で、吹く前に一度弾いて音程のイメージをしてから吹くようにしましょう。
マウスピースだけの状態と楽器全体での状態とでは同じ吹き方でも音程が変わりますので、厳密にチューナーで音程をとる練習ではなく、イメージした音程を吹けるようにするというのが狙いです。

長くなってしまいましたが、決して練習を強要はしていませんので無理はなさらないようにお願いします。
また一日でも早く一緒に楽しくレッスン出来る日が戻って来るよう祈っております。

それではまた〜。

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トロンボーン科 今西佑介 講師

 

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